SA3’s diary

ハースストーン 闘技場(アリーナ)

コインアマニ問題・無関係の懺悔

コインアマニ問題について。

8/26ローグの0-0の試合。初手でコインを切るかどうか議論されてました。

大体皆さんの想像通りなのですが、一応僕の意見を少し書きます。

(当然ですが、僕の意見が正しいかどうかはわかりません。)

 

配信を未視聴の方は何の話かわからないと思うので、まずは状況の説明から。

盤面は↓ 

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動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=lecwuG-n_cQ

 

この場面で僕はコインを切り、アマニを出しました。以後、ヒロパ、卵泥棒、4マナと動く予定です。なぜコインを切ったのか、その理由を書いていきます。

 

・コインを早めに使いたいから(後手番での通常の方針)
コインを使うまでの間ボードが不利になり、その間ライフが削られ続けるのが嫌なので、なるべく早くコインを切りたいのです。

 

・アマニだから(特例)
相手が2/3や2/2を出すと、5/1のアマニが残り、相手の3ターン目がヒロパ、こちら卵泥棒、相手4マナorヒロパ+2マナという展開が想定されます。悪くない立ち上がりだと思います。これがアマニではなく普通の2/3だと相手の2/3や2/2を倒した後に残るのが2/1になってしまうので、次の相手の3マナに踏まれやすいですが、アマニの場合はそうはなりません。

 

・3/2が少ない環境という印象だから(環境の影響)

(この理由は、他の理由より弱めです。また、細かいデータは出していないので間違っている可能性も大いにあります。)
相手が3/2を出してアマニと相打ちすると、やや損なコインの切り方になってしまう可能性がありますが、そのリスクは受け入れます。

※こうして書いてみて初めて気づきましたが、「コインを切ったのに得してないという状況になるリスク」を我慢できるかどうか、これがここでコインを切るかどうかのポイントなのかもしれません。

 

・4ターン目は蜘蛛でいいのか(よくない)
4は引ける可能性がそこそこあり、蜘蛛は最悪の場合の保険として見ます。
この蜘蛛がない場合は4ターン目パスが怖すぎるのでコインを切りません。

 

プレイ中の思考は大体こんな感じです。
【マリガン中】
2、3はキープ。1はどうしよう。2が来たら2⇒2⇒3、3が来たら1⇒3⇒3、4が来たら2⇒ヒロパ⇒3⇒4かな~。3引ける可能性低いな~。じゃあ1はいらないかな~。
【マリガン後】
うーん蜘蛛か~。まあ4は引けそうだし…? 一応保険もあるし…? よし、コインアマニ行こう。

 

まとめると、「2がアマニで、3が確保されていて、4が引ける可能性が高めで、4の保険もある。」という状況だからこうなりました。コインアマニを即決しているのはマリガン中に考えがまとまったからで、普段からこれと決めてあるわけではありません。状況によって変わる点が多く、あくまで今回はこうというだけです。また、はっきりと正解がわかっていないので、今回はこっちで行ってみるか? なんて動くこともあります。

 

コインアマニ問題については、これで終わりです。参考になったでしょうか。納得した方も、いや自分はコイン切らないという考えの方もいるでしょう。どちらにしても、こうして理由を考える機会は無駄にはならないと思います。

 

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さてここから先は攻略記事ではなく、ゲームの内容とも関係がなくなります。

完全な独り言です。ある種の懺悔です。

 

いままで12勝報告以外の活動を一切していなかった僕が突然録画を上げ始めたりブログ記事を書き始めたのはなぜかという話です。

まずブログを書く暇があったらその時間で闘技場をもう1周したいと思ってしまうんですね。自分がプレイする時間が最優先なのです。これは今も変わっていませんが、リーダーボードが2カ月に1回になったため、少しは時間ができました。ただ、不調期になると回す回数が増えるので、また突然何もしなくなるかもしれません。

そして僕は行動力が低いのです。何かしようと思っても、実際に行動に移す前に「本当に必要か?」と思ってやっぱりやめる、そんなタイプです。ブログや動画なんかも「これ需要あるか?」と考えてしまうんですね。(こうして書いている今も、この文章読んで誰が喜ぶんだ? とか考えてしまいます。)

そんな感じで大した貢献もしないでいましたが、配信者の方の録画を見たりして、ちゃっかり情報をもらう側にはなっていたんですね。生活リズムの問題や、一時停止・早送りがしたくて生配信には顔を出さないので、意見を提供したり共感したりする視聴者ですらありません。その点が少し心苦しくはありましたが、結局自分の都合が優先でした。

さて、そんな生活を送っていましたが、転機が訪れます。いままで(こっそり)お気に入りにしていた配信者の方が録画を残さなくなったんですね。(ご迷惑がかかるといけないのでお名前は出しませんが、どなたの話かわかる方にはわかってしまうでしょう。)これはなかなかの衝撃でした。ここ1年くらいで一番悲しい出来事だったかもしれません。しかし、そもそもコバンザメのような身分なわけで、悲しむ権利がある立場ではないのです。そこで、ふと考えました。僕はここ1年くらい、非常に充実したHSライフを送れています。(僕にとっての充実とは高成績です。)どこまで本気かわかりませんが、神扱いしてくれたり尊敬してると言ってくれる方もいます。そろそろ一方的に恩恵を受ける側にいてはいけないのではないかと。

しかしここにきてもまだ、最優先は自分です。おそらく最も求められているであろう生配信はできません。他者とコミュニケーションを取りながら、精度を落とさずプレイする自信が無いからです。他者の成績を上げるための助言や情報の提供はできますが、自らの成績を落とす(可能性がある)行動は今後もとれないでしょう。

そういうわけで、妥協点としての録画のアップロード(+関連するブログ記事)なのです。これで今までうけた恩恵を少しは還元できていればいいのですが。

 

また、ついでのようで申し訳ないですが、配信者各位には闘技場界隈の盛り上げ、情報の共有等で多大な貢献をされていると考えているので、日頃から感謝と敬意の念をもっています。動画投稿者・データ分析者・ブログライター各位に対しても同様です。こういう思いも形に残しておくべきかと考えたのでこの場に記しておきます。

 

やや暗めな内容で、わざわざ読んで下さった方には申し訳ありませんでした。どうしても一度どこかではきだしておく必要がある感情だったので勢いで書きました。これでちょっとすっきりしましたね。それでは今後もよろしくお願いします。最後までお付き合いいただいた方はありがとうございました。

ローグのピック方針と8/26動画の解説

・前置き

おかずやさんとかぐやひめさんに、8/26の12勝ローグを配信で流していただきました。いくつか勘違いを誘発しそうな場面があったので、それについてまとめます。

 

・注意事項

まず知っておいてもらいたいのは、僕が闘技場のピックを知り尽くしているわけではないという事です。常に「あれがわからん」「これもわからん」と呻いています。その中で「まあたぶんこっちの方が勝率高そうじゃない?」くらいの感じでピックしてます。そして時と共に考えが変わっていくので、以下の方針もあくまで現時点での方針です。また、今回の記事の内容はあまり初心者向けではありません。基本を押さえたい方はサトーココノカドーさんのブログ(https://sato9kado.hateblo.jp/archive)がお勧めです。

 

・ピック方針

動画でやってることと違うぞ!と言われそうですが、おそらく最後まで読んでいただければわかってもらえると思うので、心穏やかにお読みください。

 

1、マナカーブと基本戦術

最重要が3マナ。これを軸とし、次点で4マナ、(特定の)1マナ、5マナと続きます。2マナは不要です。序盤でボードをおさえて猛毒関連で壁を突破しながら削り切るという形を目指します。つまりオーソドックスなローグです。

 

2、武器関連

致死毒、地獄送り、シミター等の武器はなるべく取りません。ローグの武器には「ローグの最大の強みであるヒロパを封印する」というデメリットがあり、これが大きすぎると感じるからです。ただし、猛毒の仕込みはカードパワーが高すぎるので武器としては例外的に優先度高めです。(武器を避けるのは2マナを少なめに取る点とも関係しています。2マナでつけた武器が2回残ったまま試合が進むこともよくあり、こうなると武器がだぶつきます。つまり、2マナミニオンを普通に取る方針であれば、武器も取っていいと思います。僕自身、2マナ多めでアグロ寄りのデッキになった場合は積極的に武器を取ることもあります。)

 

3、ピック前半

カードパワー重視です。15枚目くらいまではカーブを意識しません。ただし、3マナの数は例外的に強く意識します。これは3マナタワーのマナカーブを目指すためです。そして7マナ以上の大型の枚数は多くなりすぎないように気をつけます。手札事故で爆死するのが怖いからです。

 

4、ピック後半

マナカーブとデッキの方向性から必要なカードを意識し、調整に入ります。カードパワーよりバランス感覚が重要になります。ただし、極端にパワー差がある選択の場合は目をつむって高パワーのほうに行きます。ピック後半では「普段はAを取るが、今回はこういうデッキだからBを取る」という選択が増えます。「これは確定で取る」「これは取らない」という決め事が危険になります。

 

・8/26ローグの場合

以上のピック方針を踏まえて、8/26のピックの場合を見ていきます。ポイントになる部分だけ説明します。

元動画 https://www.youtube.com/watch?v=V1xLoFqOBqg

おかずやさん配信 https://www.twitch.tv/videos/475137947

かぐや姫さん配信 https://www.twitch.tv/videos/475344644

 

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2枚目

Q「なんでトラ取ったの?」

A「すみません、なんとなくです…」

これだけだとあんまりなので、もう少し詳しく書きます。まずこの二択は微差です。純粋なカードパワーは、少しだけトラが上だと感じます。また、3マナタワーを組む理由として「後手番でコイン3⇒3という動きをして相手の2マナをおさえる」という点があげられますが、虫食いゴブリンはこの動きには不適切なため、3マナ重視の方針による加点はあげられません。ただ、最低限のカーブは埋まりますし、コンボ補助、トークンによる病魔の補助など、役割が豊富で悪いカードではありません。ということで、結局どっちでも良さそうなのです。ここまで考えた上で、結論はなんとなくトラです。こんな感じで良くわからないところはなんとなく進みます。細かい調整はピック後半ですればいいのです。

 

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5枚目

ヒドラはハイリスクなため避けます。武器も避けます。2マナは必要性は薄いですが、避けたいというほどではありません。2マナミニオン>武器という方針です。

 

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12枚目

これも同じ理由で2マナです。1マナは手札切れを起こすので、特に優秀なカード(愛猫、シャード、ファイアフライなど)以外は避けます。ピットスネークはその優秀なカード達に入っていません。

 

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15枚目

これは非常に微妙です。カードパワーが最も高いダークアイアンと3マナ重視補正がかかったラプターの2択です。無難にいくならラプター、強気にいくならダークアイアンでしょうか。これは今見てもどっちが正解かわかりません。今期は好調なため、調子に乗ってダークアイアンを取っていますが、不調期だと守りに入ってラプターを取るかもしれません。

 

 

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18枚目

ファラオの愛猫か始祖ドレイクというマナ差の激しい2択です。枚数を見るとこれで18枚目。もう後半なので、こういうときはマナカーブとデッキタイプで考えます。そこでふと気づきます。

「あれ、3マナ足りない…」

なぜ足りないのかというと、3マナを取るチャンスを2回ほど逃したせいです。しかしそんなことを言っていても仕方がないので現状を分析します。この時点で1マナ×2、2マナ×3、死角があるので、最低限の序盤の防御力はありそうです。しかし3マナが無いと後手番で辛いのです。先手側にテンポよく動かれると、受ける側になるでしょう。では受ける側にまわって勝てるのか? 受ける側に必用なのは、相手のすべての攻めを捌ききるだけの防御力か、途中でテンポスイング(盤面の逆転)するカードです。前者の受け切りはプリーストやウォリアーが得意としますが、ローグでは難しいので目指しません。後者のテンポスイング用カードとしては、この時点でドラゴンモーが取れています。ここで始祖ドレイクを取れば、この2枚のスイング性能でなんとか受けが効くのではないかと考えました。ただし、受け身のデッキ確定ではありません。この先3マナがたくさん出れば従来のプランに戻ります。つまり両天秤をかけている状態です。ここから先はどちらのプランに寄せるのかを考えながら進めることになります。

 

 

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18枚目

これはボーンレイスです。3マナタワープランが崩壊寸前なため、後手番でのプランは2⇒4⇒4プランがメインになっています。(マリガンの基本は前述のサトーココノカドーさんのブログに詳しい記事があります。)じゃあ2マナも必要じゃないかと思われるかもしれませんが、2マナは最悪ヒロパでいいのです。また、4マナは4⇒4と動くためには2枚引く必要があるのに、4ドロップと呼べるカードは現時点で3枚。まったく足りていません。ボーンレイスは防御力が非常に高いので、両天秤中のデッキプランが受け身側になった場合も大きく貢献してくれます。

 

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25枚目

もうこの時点ではすでに方針が確定しています。やや受け身、低マナをおさえられる4マナ重視です。テンポよりのカードである奴隷監督はプランに合わず、カードパワーが高いわけでもないので選択肢から外します。スコーピッドと墓守蜘蛛は微妙なところです。僕はスコーピッドをあまり信用していないので、無意識のうちに避けていましたが、今改めてみると取ってもいい気がします。ちなみに墓守蜘蛛は強くないです。ただ、過去の印象ほど弱くもないのです。通常のローグより遅めのこのデッキでは悪くありません。

 

 

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27枚目

普段はあまり裏切りを取りませんが、このデッキでは貴重なテンポスイングカードとして喜んで取ります。卵泥棒との選択で一度とばしていますが、あれは卵泥棒のカードパワーが高いためです。

 

・ピック完了

何とか形になりました。正直、後半は虫食いゴブリンとラプターを飛ばしたことを後悔しながらピックしてました。ただ、それらを取っていても3マナタワーは構築できていません。形を決めすぎず、柔軟にピックをすることが必要だということです。また、4マナ重視と言いながら最後の数枚でダフ屋や呪われた門弟を飛ばしていますが、どちらもボードを持っているときに強いミニオンで、受け身のデッキに合いません。2⇒4⇒4プランで低マナをおさえる役にもなれませんし。

 

・最後に

配信からあまり間を置かないうちにあげたほうがいいとも思ったので、あまり内容を精査できていません。説明不足なところがありましたら、ツイッターで聞いてください。それでは長々とお読みいただきまして、ありがとうございました。

NA挑戦の記録

・はじめに

闘技場のランキングが約2カ月で30周になったことで時間に余裕ができたので、

NAに挑戦してきました。

使用ヒーロー、結果、感想を書き連ねていきます。

5月5日、挑戦開始。

 

・1~10周目

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まずはNAのお試しという感覚で気楽に回していた時期です。

ウォーロック > ハンター、プリースト > メイジ の優先順位。

最強ウォーロックが5回も取れているわりには勝ちきれていません。

しかしまだ序盤なので特に焦りもありません。

 

・11~20周目

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この区間は良い成績です。

11日にウォロ弱体化とローグ弱体化(2回目)が入ります。

ハンター最優先に移行し、

ハンター > ウォーロック、プリースト > メイジ の順に変更。

LollyPopさんのガイド記事を読んでドルイドに手を出しますが、

良くも悪くもない成績で評価は保留にします。

 

・21~30周目

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爆死。破産。終了のお知らせ。

30周に到達しますが、記録は暫定6.23。

優先度上位のヒーロー全てで負け、足元が揺らぐ感覚を味わいます。

最近調子に乗っていたのかもしれないと思い、神に懺悔します。

……

精神を安定させるため、

「これはただの下振れだ、年に1回レベルの強烈な下振れを引いただけだ」

と自分に言い聞かせます。

そして30周追加を決定。

 

・31~40周目

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31~36周目の上振れで無敵感を感じます。

やはりこの前の不調はただの下振れだったのだと確信します。

そして37周目で突然0勝します。

最近調子に乗っていたのかもしれないと思い、神に懺悔します。

……

上振れ分が大きかったため、この区間の成績自体は良い数字です。

暫定成績も7.27まで上がり、まずは一安心。

 

・41~50周目

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0勝後も信じ続けていたハンターが2度の3勝をかまします。

さすがにSA3監督もハンター選手に2軍降格を命じます。

代わってドルイド選手が1軍に昇格します。

ウォーロック、メイジ > ドルイド、プリースト の優先順位になります。

※ ハンターが弱いというわけではなく、なぜかハンターを使っているときに限って計略噴水シャーマンや超回復パラディンに当たる不運に心が耐えられませんでした。

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(画像はイメージです)

 

・51~60周目

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ザ・上振れ。

追加の30周を走り切ったご褒美でしょうか。

調子に乗ってまた下振れを引かないように謙虚に喜びます。

わぁ。感謝します。サンキューブリザード

5月31日、NA完走。

 

・総括

見ての通りジェットコースターのような一か月でした。

このブレ幅の大きさが偶然なのか、NAサーバーのプレイヤー層によるものなのかは不明です。

30周分の成績は最終的に8.60になりました。

21~30周目のころはどうなることかと思いましたが、終わってみれば上々ですね。

60周全体の成績はこちら。

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下振れ期間が大きく響いており、全体の平均は物足りない数字です。

戦犯はハンター。

ドルイド教に入るのが早ければもっといい成績が出たかもしれませんが……

なかなか踏み込む勇気が出ませんでした。

ヒーローの優先順位を切り替えるタイミングは実に難しいです。

 

・おわりに

来期もNAで回すかどうかは未定です。

主戦場はもちろんアジアですから。

こちらで満足な成績が出せて残り日数に余裕があれば、また挑戦するかもしれません。

以上で終わります。

読んでいただいた方、ありがとうございました。